トラディションはUKレゲエ、UKラヴァーズ、ダブが開花した1970年代後半から1980年代にかけてUKで活躍をした人気グループです。
彼らの甘い声が何ともラバーズロックに合います。
今回はそんな彼らにフィーチャーしていきたいと思います。
トラディション(Tradition)とは
彼らはイギリスを拠点とするバンドです。
1970年代後半にイギリスのレゲエオーディエンスで成功を収めました。
ソウル・ミュージックとレゲエのビートが重なり合ったようなスウィートな感じの曲が特徴的です。
そんなサウンドの面のみならず、ラスタファリ思想やアフリカ回帰、黒人人種差別に関したコンシャスなメッセージ性を持っている事も特徴の一つです。
そして、自身のリリースした楽曲に対してダブワイズしたダブ・アルバムも制作、リリースしています。
ラヴァーズからルーツ、ダブワイズまですべてに携わってきた魅力も持っています。
歴史
彼らは、1976年にロンドンの北部で結成されました。
最初はスペシャルブリューとして結成されました。
全員で5人のバンドです。
1977年に、Venture Recordsと契約し、「Moving On」、「Rastafari」、「Summertime」等の初期シングルをリリースしました。
また、彼らはRock Against Racism ( RAR )の活動を行うグループの内の一つでした。
1978年は、12インチシングル「Why Why」をリリースしました。
同年に「Breezin」でEchoesという雑誌の最優秀シングル賞を受賞しました。
さらに同年、RCA Recordsと短期契約を結びます。
その後彼らは、スタジオバンドとしても利用され、様々なシンガーと共に活動を行いました。
1982年にアルバム「Spirit of Ecstasy」をリリースします。
その後は各々がソロ活動を行っていくにあたり、トラディションは解散しました。
最後に
ラヴァーズ、ルーツ、ダブと通ってきた彼らの曲、ちょっと気になりませんか?
下記アルバム「CAPTAIN GANJA AND THE SPACE PATROL」は1980年代にリリースされたダブアルバムのリイシューです。
これは、彼らの最高傑作のダブアルバムとされています。
デジタル・リマスター、さらにはこのアルバムにはシングルでした発売されていなかったダブ「Tradition's Overture」も追加で収録されています。
是非チェックしてみて下さい。