ロックステディ 知識・情報 - レゲエ

レゲエミュージックでよく聞くロックステディとは?どんなジャンル?

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レゲエ界隈でロックステディ(rocksteady)という単語をよく耳にしませんか?

レゲエのサブジャンル?業界用語?スラング?等々いろいろ疑問に思うかと思います。

では、今回はそのロックステディとは何のことを言ってるのかをお題にしていきます。

 

 

ロックステディ(rocksteady)って何?

ロックステディというのは、レゲエが生まれる前のジャマイカにて

流行していた音楽ジャンルになります。

年代でいうと1966年から1968年の間で流行していました。

そう、流行していた年数でいうとかなり短いんです。

ジャマイカの音楽は、

ジャズ&R&B → スカ → ロックステディ → レゲエetc...

というような流行の流れになっています。

 

ロックステディの特徴としては、

スカでは管楽器の音色をよく取り入れていましたが、

ロックステディになると管楽器の音色が減少します。

そして、ベースがメロディラインを担っています

 

スカの記事にも書きましたが、

スカのようにずっとテンポの速い曲だと疲れるだとか

ジャマイカって年中夏みたいなもんなので暑いから

テンポが遅くなっていきロックステディが生まれたなんて言われています。

いろいろ諸説はあるようですが(笑)

 

実は、ロックステディ・ディスクガイドという本が

世界で初めて2018年に日本で出版されました。

ロックステディマスターになるなら必読本です!

 

 

 

 

 

活躍していた当時の有名なアーティストは?

当時の3年と言われる短い流行期間で活躍していた有名な人は

アルトン・エリス(Alton Ellis) (アーティスト)

デルロイ・ウィルソン(Delroy Wilson) (アーティスト)

ボブ・アンディ(Bob Andy) (アーティスト)

ケン・ブース(Ken Boothe) (アーティスト)

フィリス・ディロン (Phyllis Dillon) (アーティスト)

ジャッキー・ミットゥ (Jackie Mittoo) (キーボーディスト)

リン・テイト (Lynn Taitt ) (ギタリスト)

ヘプトーンズ(The Heptones (グループ)

etc...

上記の方々を調べたらたくさんのロックステディの曲が出てくるでしょう。

フィリス・ディロンはロックステディの女王と呼ばれています。

歌声を聞いたら「い、癒されるぅ~( ˘ω˘)」

 

 

 

 

 

ロックステディからレゲエへ

1960年代後半にレゲエへと移り変わっていきます。

レゲエという音楽ジャンルが生まれて理由としては、

・ロックステディのアーティスト「ジャッキー・ミット―」

 「リン・テイト」がカナダに移住したり、多くの音楽家がジャマイカを離れます。

・ラスタファリ運動が活発化していき、恋愛などの曲よりも

 「黒人」「ジャー」「アフリカ回帰」などのメッセージ性のあるものが歌になっていきます。

大きくは上記2点によりレゲエが生まれレゲエに移り変わっていきます。

 

そしてこの時期からリディム(riddim)(オケの事)の使いまわしという

ジャマイカ独特な音楽手法が生まれ、

のちのレゲエ、ダンスホールレゲエなどでも当時のリディムが使われています。

ロックステディの影響はレゲエに多大に与えており、

それが故今でも"ロックステディ"という単語をよく聞くのです。

 

 

 

 

 

最後に

結論レゲエが生まれる前の音楽ジャンルでした。

そしてレゲエとはまた違った良さが溢れ出るジャンルです。

スカを聞いたり、ダンスホールレゲエを聞いたりして

耳が疲れた後はロックステディを聞いて癒されてみて下さい。

より好きになるかもしれませんよ?( '-' )

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