UKルーツの代表的な存在「Jah Shaka」が1世代だとしたら、
そのJah ShakaからのUKルーツカルチャーを受け継いで活動を行っている
2世代UKルーツサウンドマンである大御所「ABA SHANTI I」。
今回はそんな彼にフィーチャーしていきたいと思います。
ABA SHANTI I とは
アバ・シャンティ・アイは、30年近くUKルーツカルチャーの
トップDJ・SOUNDSYSTEM オペレーターである。
幾度も来日を果たし、世界各国でもツアーを行っている
UK Roots & Culture の代表格の一人である。
自身のレーベル「Falasha records」も運営しています。
実はそのFalasha Recordingsに所属している日本人がいます。
その名は「Shandi-I (シャンディ・アイ)」。
京都の方です。そんな彼は世界にビッグチューンをこのレーベルからリリースしています。
「Inna Sanctuary」と言う曲です。Youtube にも挙がっています。(公式ではなかったはず)
気になったら聞いてみて下さい。渋いですよ。私がこのジャンルにハマるきっかけにもなった曲です。
話がそれましたが、
アバは、UK Roots ,UK DUB界の代表格ともいえる重要人物です。
彼のレーベルの曲はどれも間違いないでしょう。
歴史
本名:Joseph Smith(ジョセフ・スミス)は、1960年代に英国ロンドンのハックニーで生まれました。
彼の父親は、当時196年代にサウンドシステムを運営しており、
その影響でレゲエ、ルーツミュージックを知りルーツ&カルチャーにやられます。
80年代からは、Jah TubbysサウンドのMCとしてキャリアを積み、
その後90年に行われた「the Leicester Carnival」で、Aba Shanti-Iとしてのサウンドシステムの運営をスタートしました。
それと共に、Falasha recordsを設立し、兄の「Blood Shanti」をヴォーカルに多くの曲をリリースしていきます。
DJ Magazine 「TOP 100 DJs」 で世界ランキング1位に選ばれたり、
数々の「BEST DJ」「BEST SOUND SYSTEM AWARD」に輝いています。
世界的にもニュールーツ、UKダブと言ったら彼の名前が挙げられる程の
レジェンドDJ、サウンドマンなのです。
今では、「UNIVERSITY OF DUB」で毎月レジデンツサウンドを務めたり、
毎年夏にロンドンで行われる「NOTTING HILL CARNIVAL」という世界有数のカーニバルに
オフィシャルサウンドシステムとしてプレイを行っています。
そんな彼の曲は今日本でも様々なところでかけられていることでしょう。
最後に
UKルーツ、UKDUBの大御所Aba Shanti-I。
これからもずっと彼は彼なりのラスタ・スピリッツを世界に発信していくのでしょう。
そんな彼が2019年に来日したとき、大阪に行きましたが、プレイしている機材はCDJでした。
バイナルじゃないのかと思ったのですが、そのプレイは「CDJでこんなにまでもDUBプレイができるのか」
と思わせるようなプレイだったことを覚えています。
あ、というよりPionnerのDJミキサーでDUBWiseしていたといった方が正しいでしょうか。
とにかくびっくりした記憶があります。
次回また来日するときは、是非みなさんにもそのプレイを直に感じて欲しいです。