イギリス(UK)にて結成されたレゲエ・バンド「アスワド」。
イギリスのレゲエのルーツ・レゲエバンドの先駆者です。
このレゲエ・バンドも非常にメッセージ性が強い歌が多いです。
今回はそんな彼らにフィーチャーしていきたいと思います。
アスワド(Aswad)とは?
冒頭でもお話したように、UKのルーツ・レゲエ・バンドです。
UKのポップ・チャートにも乗るような成果も成し遂げています。
バンド名の「アスワド(Aswad)」はアラビア語で「黒」を意味します。
結成した当時は、ノッティング・ヒル暴動の様子を歌った「Three Babylon」等
メッセージ性の強いルーツ・ロック・レゲエを演奏していました。
しかし、イギリスの社会状況が向上していくと、
彼らの音楽はどんどんとポップさを増していきます。
なので、彼らの深い曲が聞きたければ古い曲を聞くとよいでしょう。
また、古いルーツ・ロック・レゲエにまだなじみがない方は、
新しめの曲からだんだんと古い曲を聞いていくことで
ルーツ・ロック・レゲエの良さが徐々にわかっていくでしょう。
歴史
1975年にイギリスにて結成されたアスワド。
結成時のオリジナルメンバーはブリンズレー・フォード、ジョージ・オバン、
ドラミー・ゼブ、ドナルド・グリフィス、コートニー・ヘミングスの5人です。
翌年ヘミングスが脱退し、トニー・ガッドが加入しました。
デビュー・アルバムは、「New Chapter」。
それ以降は、ブリンズレー、ドラミー、トニーの三人組となります。
ブリンズレーの主演映画「バビロン」に使用された「Warrior Charge」
からのUKダブの金字塔「A New Chapter Dub」をリリースする頃には、
ドレッドの髪が伸び、アズワド=ルーツというイメージが定着していた。
しかし、彼らはガチガチのルーツバンドってわけではありません。
確かに一時期ルーツな曲をリリースしていましたが、
ドラミ―に関しては、10代半ばからラヴァーズ・ロックの名曲でドラムを叩いてきています。
ガチなルーツ時代でも、彼らはライブでロック・ステディ調のナンバーを歌っています。
そのため、「Don't Turn Around」がポップ・チャートで1位を獲得等
ルーツファンからは、「アスワドはポップ調に移行していった」と言うような
イメージが付いてしまいがちだが、実は元々からジャズの影響も強かったバンドで、
ルーツルーツしおらず、新しい音楽に適時対応、愛を歌うようなバンドだったのだ。
最後に
上記のように、彼らは、根っからのルーツ・ロックマンではありません。
なので、ルーツ初心者がアスワドのポップな曲から聞き始め、
ルーツな曲にシフトしていき、好きになっていくには適当なバンドだと思っている。
ルーツにまだ入りづらいという方は是非
アスワドの新しめからどんどん古い曲を深堀してくといいのでは。