コーネル・キャンベルは、レゲエ・シンガーです。
スタジオ・ワンで活動を行っていました。
ロックステディからルーツレゲエまで、様々な曲を手掛けています。
今回はそんな彼にフィーチャーしていきたいと思います。
コーネル・キャンベル(Cornel Campbell)とは
レゲエ・シンガーのコーネル・キャンベル。
彼の特徴は、ファルセットボイスにメランコリックな音程感。
そんな彼は、甘いロックステディから渋いルーツレゲエまでマルチに対応している。
彼は、他の有名なレゲエ・アーティスト同様
少年時代に教会で歌う所から音楽の道を目指し、アーティストになっています。
歴史
コーネル・キャンベル(Cornel Campbell)は1945年に生まれました。
12歳の時に、地元の教会「クワイア」で歌手としての活動を始めた。
14歳の時は、トロンボーン奏者の「リコ・ロドリゲス」に紹介され、
コクソン・ドッドのスタジオ・ワンで初のシングル「マイ・トレジャー」をリリースします。
この曲は、ジャマイカの音楽がR&Bからスカへ移行していく時期に録音されたものです。
バック演奏は「ザ・スカタライツ」。
ザ・スカタライツの先輩らから学び成長した彼は、
ジミー・ライリーらと「ザ・センセーションズ」を結成します。
ザ・センセーションズを解散した後、
キャンベルは自身がリーダーとなり
ボーカルグループ「ザ・エターナルズ」を結成します。
このグループでは、「Stars」や「Queen Of The Minstrel」等
ヒット曲をリリースしています。
1971年からソロとなり、バニー・リーと共に活動を始めます。
初期は、ラバーズ・ロックを歌っていたが、徐々にルーツ・ロックを歌うようになります。
1973年にはソロのデビューアルバムをリリースします。
その後1970年代中盤に「Dance In A Greenwich Farm」や「Gorgon」などの
当時のダンスホール・チューンや「Duke Of Earl」「Undying Love」等の
甘い曲をリリースしていきます。
この頃は上記のように様々な曲を歌っており、
甘い曲の中にもキラーな雰囲気を持たせていた特徴があります。
1980年代から1990年代にもリリースを続け、
現ダンスホールシーンや、ヨーロッパのレゲエ/ダブ・シーンでも
フィーチャーされているのは、彼特有の歌声、歌い方にあるのではないだろうか。
最後に
1980年代半ば以降は、新しいレコーディングが行われなくなっていきますが、
2000年にもリリースがなされています。
過去の全盛期の曲から、新しめのリリース曲も彼の特徴的な
甘くもキラーを残すファルセットヴォイスを感じて下さい。