カルチュラル・ルーツ(Cultural Roots)とは、
濃厚なルーツ・ロック・レゲエのヴォーカルグループです。
ダンスホール・スタイルの流れにルーツのディープさを混ぜ合わせたような
曲をリリースしていることが特徴です。
今回はそんな彼等にフィーチャーしていきたいと思います。
カルチュラル・ルーツ(Cultural Roots)とは
レヴォルーショナリーズとの絡みの合ったヴォーカルグループです。
活動は1970年後半から90年代前半程までに活躍をしていたグループです。
ドノヴァン・ジャーメインがペント・ハウス・レーベルを始めるよりも前の
「ジャーメイン・レヴォルーショナリー・サウンズ」というレーベルで活躍していた頃
プロデューサーとして非常にバックアップしていたグループです。
1970年代後半で「Blackie Blackie」等のシングルを発売し、
初のLP「Cultural Roots」をリリースしています。
1978年には、「Cultural Roots」のダブ・アルバムも存在しています。
その後、ルーツ・クラシックとして有名な
「Mr. Boss Man」が収録されているLP「Drift Away From Evil」が
1982年にジャーメインの下でリリースされています。
LPに収録されなかった楽曲は、現在ネットにて購入可能な様子。
1984年には、アルバム「Hell A Go Pop」をリリースします。
これは、Henry Junjo Lawes の下で録音され「Volcano」レーベルから
リリースされています。
内容はどっぷり深いヘヴィ・ルーツな作品である。
しかしながらリリースされた時期がダンスホール全盛期だったこともあり、
それほど爆発的なヒットには至らなかった。
最後に
ダンスホールにレゲエが移行していく中で
深いヘヴィ・ルーツ・レゲエを歌っていたヴォーカル・グループ。
当時は流行らなかったものの、
現在ルーツ・レゲエを改めて聴くには、
非常にその良さがわかるのではないだろうか。
是非彼らのルーツであり、時期であるダンスホールを
上手く混ぜ合わせた曲を聞いてみて欲しい。