イギリスを代表する
レゲエのルーツ名バンドです。
ラスタファリアン思想を歌にしたものが多いです。
今回はそんな彼等にフィーチャーしていきたいと思います。
ミスティ・イン・ルーツ(Misty In Roots)とは
彼等は1974年にイギリスの
ミドルセックス、サウスホールで結成されたバンドです。
初めは、ジャマイカのシンガー
ニッキー・トーマスのイギリスツアーの
バックバンドとして結成されました。
ウォルフォードとデルヴィンのタイソン兄弟
デルバート・マッケイの3人が
フロント・リードヴォーカルを勤めるという
構成のグループでした。
ラスタや聖書、政治的なことを歌にし
素晴らしいライブを行なっていたことでも
人気を得ていました。
1976年ころでは、
ロック・アゲインスト・レイシズムの
中心で活躍をする程のグループとなっています。
ロック・アゲインスト・レイシズムとは、
簡単にいうと白人が黒人を差別しているのに対し
差別はやめろと訴える運動です。
1976年のバーミンガムのライブで、
白人のギタリストである
エリック・クラプトンが
「有色人種はイギリスから出て行け」
と発言したのをきっかけに
始まった運動となります。
この運動は、
レゲエバンドの
スティール・パルス(Steel Pluse)やアズワド(Aswad)、
パンク・バンドのザ・クラッシュ(The Clash)
ラッツ、バズコックスなどの
メンバー達を中心に行われていました。
彼等はロック・アゲインスト・レイシズムについての
アルバム等をリリースしていないのは特徴と言える。
そんな彼等のデビューアルバムは、
1979年にリリースされた
「Live at the Counter Eurovision」です。
デビュー作では珍しいライブ音源です。
セカンド・アルバムもライブ盤で、
サード・アルバムにて
初のスタジオ録音盤をリリースします。
それは、1981年にリリースされた
「Wise And Foolish」です。
その後もコンスタントに活動を行い、
様々なスタジオで録音を行います。
1989年には「Forward」をリリース。
その後しばらくリリースがなかったが
2002年には「Roots Controller」をリリースしました。
その後もコンスタントにライブ活動などを行なっています。
最後に
あまり大きく注目されているバンド
というわけではなく、
どちらかというと過小評価をされている彼等ですが、
UKルーツを語る上では
話に挙がる素晴らしいバンドではないでしょうか。
というより、ロック・アゲインスト・レイシズムの
歴史が一番大きく絡んでいるグループとも言えますね。
ぜひ彼等の曲をチェックしてみてください。