音楽ジャンルの”ソカ(Soca)”。
レゲエを好きになっていろいろ調べたり聞いたりしていると
ちょこちょこ聞く機会があるかもしれません。
いまいちソカってどんなジャンルかわからない方向けに簡単に
つらづらと書いていこうと思います。
ソカ(Soca)とはどんなジャンル?
ソカという音楽は、カリブ海の南端。
トリニダード・トバゴで生まれたカーニバル・ミュージックです。
決してレゲエの中のサブジャンルではありません。
ただ、ジャマイカにもこのソカという音楽が根付いていたため
レゲエを聴いていたり、いろいろ調べているとソカについて
触れる機会があったのでしょう。
ソウル(Soul)とカリプソ(Calypso)を合わせたものです。
レゲエに比べるとかなりテンポの速い音楽になります。
カリプソのメロディーと、インド系カリブ人の音楽の特徴
パーカッションを用いたリズムの融合から始まっています。
そこに、ソウルや、ファンク、アメリカ系のディスコ音楽の要素を加えて発展した音楽ジャンルになります。
1980年代以降にカリブ海で爆発的に発展しました。
HIP-HOP、R&B、ダンスホール・レゲエらとソカはお互いに影響しあっています。
リズムは、4分の4拍子または4分の2拍子です。
歴史
1960年代に、ロード・ショーティがカリプソとインド音楽の融合を試みており、
1693年の「Cloak and Dagger」がヒット。
それがソカのルーツとなったとされています。
1970年~80年代にかけて、ディスコやR&B、ソウルといった
アメリカ音楽の影響を受けたソカは、
ロード・キチナー、デビッド・ラダーらによって
さらにビートを強調し、よりテンポを速めたダンス音楽へと発展されていきます。
そのご1990年代以降から
ダンスホール、HIP-HOP、R&Bなどの様々な音楽ジャンルへとお互いに影響し合い、
ソカは疾走感のあるカーニヴァルの究極的な音楽ジャンルへとなっていきました。
ソカは、祝祭的な意味合いが強く、解放と自由というカーニヴァルのテーマを体現しています。
日本のアーティストでソカといったら「MINMI」です。
「シャナナ」という曲がありますが、
この曲は現地のトリニダードのカーニバルで3位になったことも。
最後に
レゲエのアーティストもソカを歌ったりしています。
レゲエだと思って聞いていたちょっとテンポの速い曲は
実はソカだったのかも!?
なんてこともあるかもしてないので、
ソカの曲を聞いて「ソカとはこんな曲」というのを知っておくといいと思います。
気分があがっている時はソカも聞いてみましょう!