レゲエと関係の深い「スカ」
レゲエが誕生する前からあるスカという音楽ジャンルですが、
どういった音楽のジャンルなのか、どんな特徴があるのか
どんな歴史があったのかなどなど諸々まとめていきたいと思います。
スカとは?
スカ(ska)ミュージックとは、1950年にジャマイカで発祥した音楽ジャンルです。
特徴としては、BPM(曲の速さ)が速く、2,4拍目が強調されたリズムです。
「ンッ、チャッ、ンッ、チャッ、ンッ、チャッ、ンッ、チャッ」
って感じのノリノリなリズムです。
元々ジャマイカには「ジャズ」の下地がありました。
その下地のジャズと、ラスタファリアニズムと、
リズム・アンド・ブルース(R&B)等の影響によってスカが生まれました。
1960年代初めにスカは急激にジャマイカの音楽シーンを席巻し始めます。
1962年のジャマイカ独立を記念した曲
デリック・モーガン(Derrick Morgan)の「Forward March」や
ザ・スカタライツ(The Skatalites)の「Freedom Sound」があるが、
それらはスカバンドの編成がジャズバンドと同じため、
ジャマイカン・ジャズ(Jamaican Jazz)とも呼ばれます。
もっともそれは、1964年にニューヨークで開催された国際見本市において
ジャマイカン・ジャズと説明されたのが始まりです。
しかもそれが、初めて世界にスカが紹介された瞬間です。
それからジャマイカの音楽プロデューサーが
スカを海外にどんどん広めていこうと動き流行らせていきます。
スカから次の音楽ジャンルへ
1966年までで、みんなの耳がスカのBPM速度に疲れます。
このビートは早すぎる、ついていけねぇwってw
まぁ疲れちゃいますよねわかります( ˙-˙ )
それによって、ビートを落として「ロックステディ(Lock Steady)」と移行します。
遅くなった理由で有名なのは、暑い夏だからという見方ですね。
これはよく聞く話。
ただ、アメリカのR&Bの影響が継続していたという理由もあるそう。
他ではいろんなスカが生まれる
ロックステディに移行する傍ら、
他のとこではスカを別物と融合させてあらたなジャンルも生まれています。
それはロックとつながりが深い「パンク」とか「ハードコア」です。
それらが融合されて「スカパンク」とか「スカコア」とかになっています。
スカパンクは「2トーン・スカ」とも呼ばれます。1970年代の英国でうまれました。
このジャンルの曲を作ったバンドは、ほとんどが「2トーン・レコーズ」と契約していたそうで、
「2トーン」と知られるようになっています。
いろんなスカのサブジャンルが登場したことによって、
ジャマイカ発祥の元祖スカは、「オーセンテック・スカ」と呼ばれます。
個人的には、オーセンテック・スカが一番好きですねぇ~。
夏の昼間、野外でお酒を片手にサウンドシステムで聞く
オーセンテックすか程極上の物はありませんwww
あ、生音のが一番極上ですかね( '-' )
さいごに
スカというジャンル。いかがでしたか?
聞いてみればわかりますが、テンポの速い
とてもリズミカルなテンション上がる系の音楽でしょ?
そしてスカを聞いてる人って、
・めちゃおしゃんてぃーな人
・凄い綺麗めな服を着た悪そうなダンディーな人のイメージ(悪そうなは余計かw)
ってイメージないですか?
今となっちゃそれは当たり前かもしれませんが、
初期スカのリスナーは、キングストンに仕事を求めてきた
ゲットーに住むルードボーイ達だったんですよ。
ルードボーイってゲットーに住む不良少年の事です。
意外かもしれませんが、不良少年たちも聞いていた音楽なんです。
だから今の不良少年たちもスカを聞いて踊るしか....。笑
ということで、
皆さんも今一度 ”スカ” 聞いてみて下さい~!
結構スカ調の曲今でもJapaneseでもリリースされてます。
最近では
「DANCE EARTH PARTY feat. The Skatalites+今市隆二 from 三代目 J Soul Brothers / BEAUTIFUL NAME」
J Soul Brothersで超人気の今市さんが歌ってたり。
しかもfeat.The Skatalites は激熱ですね。
いろんな視点からレゲエ・スカの世界へ。
面白いですね~。