レゲエに興味がある人は、ナイヤビンギという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
そこで、「ナイヤビンギって何?レゲエのサブジャンルかなんか?」とか思った方も少なくはないと思います。
そこで、今回はナイヤビンギについて記事にしていきたいと思います。
ナイヤビンギとは何?
この記事を読みに来たみなさんが気になるナイヤビンギとは。
それは、「ラスタファリアンの宗教的な集会で演奏される音楽」の事です。
なので、レゲエのサブジャンルとかではありません。集会音楽です。
じゃあなぜレゲエが好きな人が結構このナイヤビンギという言葉を聞くかというと、
上記赤字の”ラスタファリアン”が関係しています。
レゲエとの関係性は何?なぜレゲエ好きは耳にする?
レゲエで有名な国「ジャマイカ」
ラスタファリはそのジャマイカでの宗教的思想運動なのです。
レゲエ音楽ができあがる遙か前、
1930年代にはすでに、労働者階級と農民を中心にラスタファリ運動が発生しました。
それは、エチオピアの皇帝に「ハイレ・セラシエ1世」が即位した後の話。
ラスタファリアン達が生きた神だと拝めていたハイレ・セラシエ。
1966年にジャマイカに来訪しました。
当時ジャマイカではスカ、ロックステディが流行っていたのですが、
ハイレ・セラシエ来訪を契機にラスタの思想や
メッセージを伝える音楽に変遷していきました。
それが言わばレゲエなのです。(ルーツロックレゲエ)
ラスタ思想を持ったシンガーが、音楽に乗せてメッセージを謳うようになったのです。
有名なアーティストで行くと「ボブ・マーリー」とか。
そういった過去があるため、ラスタファリとレゲエは密接な関係から
ナイヤビンギという言葉を聞く機会が多いのでしょう。
ナイヤビンギとはどんな音楽なの?
ナイヤビンギとは、「ラスタファリアンの宗教的な集会で演奏される音楽」
とお伝えしましたね。
じゃあところでその内容はどんなのなのか。
ナイヤビンギ音楽は、「ケテ・ドラム」と呼ばれる太鼓を
低音、中音、高音とパート分けし、複数人でたたき演奏されます。
その太鼓の音の上に讃美歌を乗せたものがナイヤビンギです。
演奏をする際は、円陣を組んでラスタファリアン同士で交流します。
内容はラスタファリアンの思想を歌にしています。
主にアフリカ回帰とか。
ドラムの独特なリズムは、レゲエの歌でも取り入れたものがあります。
最後に
ナイヤビンギがどんなものかわかりましたか?
ラスタファリアンに直接つながる話なので、
気になって調べたり、書籍があればそれを読むともっと
たくさんの情報があると思います。
もしナイヤビンギが気になったら、ラスタファリアンについて
調べてみると、より詳しくなれるかもしれませんね!