レゲエのルーツ・ロック・レゲエとダブのプロデューサーであり、
メロディカの奏者でもあるAugustus Pablo。
レゲエ以外のジャンルからも注目されている有名人。
そんな彼の特徴的なメロディカのメロディを聞いたら虜になること間違いなし。
今回はそんな彼にフィーチャーしていきたいと思います。
オーガスタス・パブロ(Augustus Pablo)とは?
オーガスタス・パブロは、ルーツ・レゲエ、ダブのプロデューサー。
本名はホレス・スワビー。
かつメロディカ奏者として活動をしてきた人物です。
ダブのジャンルではメロディカが使われることがありますが、
それはオーガスタス・パブロの影響です。
彼の曲によって広く認知されるようになった楽器です。
曲の特徴としては、深~いディープなルーツをベースとした、
過剰なエコー、ディレイを炸裂したズブズブなダブ。
聞いたら「あ、パブロの曲かな」とわかるほどに特徴的です。
歴史
彼は1954年にジャマイカのセント・アンドリュー教区で生まれました。
学生の頃、彼はオルガンを学んでいました。
そして女友達からメロディカを借りて練習をしていたそう。
彼のクラスメイトには、「クライブ・チン」がおり、そのクライブ・チンの家族である
「ハーマン・チン・ロイ」はキングストンで影響力の大きい「アクエリアス・レコーズ」のオーナーでした。
オーガスタス・パブロはハーマン・チン・ロイにメロディカの腕前を認められ、
クライブ・チンの父親である「ビンセント・ラインディ・チン」のレコーディングスタジオ
「ランディーズ(Randy's)」で「Iggy Iggy」をレコーディング。
この曲を、アクエリアス・レコーズで「オーガスタス・パブロ」と名を付けリリースしました。
ここから彼のオーガスタス・パブロとしての人生が始まったのです。
そしてこの十代の時に、名曲として知られる
「King tubby Meets Rockers Uptown」や「East Of The River Nile」
等のプロトタイプを録音していたのです。
その後は、クライブ・チンと共に各々プロデューサーとしても活動を始めた。
パブロの代表曲でもある「JAVA」は、クライブの元で録音されたそう。
その曲は、最初期ダブ・アルバムの「Java Java Java Java」に収録されている。
72年には、自身のレーベル「ロッカーズ」を立ち上げる。
その名は、パブロの兄ガースが運営していたサウンドシステムにちなんでつけられている。
最初のシングル・リリースは、スタジオ・ワン(Studio one)の「Real Rock」のリメイク
「Rockers Rock」です。
その後も様々なプロデューサーと仕事を行うが、一番重要なコラボをしたのは
「キング・タビー」である。
キング・タビー、バニー・リー、リー・ペリー等が絡まり、
ダブがどんどん磨かれていったのです。
そんなパブロとキング・タビーの共同作業による「Ital Dub」が
1974年にリリースされ、評判を呼ぶことになりました。
1978年には、ジャマイカのサウンドとアジア風なサウンドを融合したような
傑作アルバム「East of the River Nile」をリリース。
これにより、パブロはファー・イースト・サウンドを確立したと言われる。
最後に
洗礼されたダブ処理に乗せられるメロディカの音。
ルーツの音楽をベースに作り上げられるこの音楽は
スピリチュアルで非常に繊細で体が包み込まれます。
今となっては他界してしまったパブロですが、
今でも世界の多くのファンから愛されています。
レコードでかけて、アナログの温かみを感じてサウンドシステムから聞いてみて下さい。