ダンスホール時代の代表的なシンガー。
彼のラブ・ソングは多くの女性レゲエファンを惹きつけ、支持されてきました。
ラヴァーズ・レゲエを聴く、歌わせるならサンチェスしかいないと言う人も。
今回はそんな彼にフィーチャーしていきたいと思います。
サンチェス(Sanchez)とは
冒頭でもお話したように、ラブ・ソング等が強い。
彼のどこまでも伸びるような歌声で、アメリカのメジャーなポップ・ソングやR&Bなどの曲をリメイクし、ダンスホール・チューンに変えてしまうのも彼の魅力の一つ。
聴いたら分かるように、それまでに美声のシンガーなのである。
これはSanchezのアルバムで、このアルバムの中には「One In A Million」や「Fall In Love」、「Never Dis Di Man」等のヒット曲が入っています。
是非聞いてみてください。
甘~いですよ~。
歴史
1964年、Kevin Anthony Jackson としてジャマイカのキングストンで生まれました。
先輩がRAMBO Sound System のセレクターをしていたこともあり、彼もサウンドシステムに出入りするようになります。
1987年に初のリリース「Lady In Red」でヒットしました。
1988年になるまでで彼は、ジャマイカでもかなりの人気歌手の一人となります。
その年のレゲエ・サンスプラッシュでは、6回もアンコールがかかったほど。
Winston Riley によるプロデュースで「Loneliness Leave Me Alone」をリリース。
また、Tracy Chapman の 「Baby Can I Hold You」のバージョンで彼はさらに大ヒットを記録します。
その後は数多くのレーベルからヒットを連発します。
テクニクスから「Sweetest Sound」や「Old Friend」、ジャミーズから「Here I Am」、ショッキング・ヴァイブスから「Fall In Love」、エクスターミネーターから「Never Dis Di Man」等々多数リリースしています。
2000年のアルバム「Simply Being Me」はUSビルボードのトップレゲエアルバムチャートで14位を獲得。
2002年では「Stays on My Mind」が9位を獲得しました。
聖歌隊出身であることからも、ゴスペルのアルバムもコンスタントにリリースしています。
1999年では完全なゴスペル「Who Is This Man」をリリースしています。
現在はフロリダに在住して活動を行っています。
最後に
聖歌隊から音楽の活動は始まり、セレクターの先輩からサウンドシステムに出入りするようになりレゲエ活動が始まった彼。
自身の持ち味を最大限に生かし大ヒットを記録し、大人気に。
今ではクリスチャンとしての活動も積極的で、そちらの活動も高い評価を得ている様。
そんな魅力あふれる彼の曲を是非聞いてみて欲しい。