ジャマイカのダンスホール・レゲエ・ディージェイである
「ブリガディア・ジェリー(Brigaddier Jerry)」
キャリアもかなり長く、U-ROYと並ぶほどの超ベテランアーティストである。
今回はそんな彼にフィーチャーしていきたいと思います。
ブリガディア・ジェリー(Brigaddier Jerry)とは
ダンスホール・レゲエ・ディージェイでありながら、
カルチャラルなメッセージを伝え続けているのが特徴のアーティストです。
彼はあまりリリース作品が多くなく、
どちらかというと現場で実力が発揮されているタイプです。
もしリリース量が多ければ
U-ロイやランキン・ジョーなどと並んで知名度は上がっていたのではないでしょうか。
歴史
ブリガディア・ジェリーことロバート・ラッセルは
1957年9月28日にキングストンの東、Papine地方で生まれました。
幼いころから音楽には興味があり、
U-ロイのKing Stur-Gav Hi-Fi sound systemで活動を始めます。
しかしその後、すぐにローカルなサウンドシステム・ディージェイに移り変わります。
1978年までの間に、イスラエル組織であるラスタファリアンの12部族のメンバーになり、
Jah Love Muzikに関するメッセージを伝えていきます。
1980年までで、ジェリーはジャマイカで最も人気のある
パフォーマーとなっており、島全体のサウンドシステムの中で有名になっていました。
人柄か、仲間からの間でも尊敬されていたそう。
1980年代初頭に「Studio One」でレコーディングをした
「Every Man Is Mi Brethren」や「Ram Dance Master」の2曲、
これに続いてヒットした「Pain」などはラバダブ・クラシックとして有名です。
最初のアルバムは1983年にリリースされた
ライブ録音の実況盤「Live at the Controls」で、
彼のスタジオデビューアルバムが1985年にリリースされた「Jamaica Jamaica」です。
1990年でも、タッパ・レーベルからヒット曲を数々リリース、
そしてそれらを中心としたアルバム「Hail Him」もリリースしています。
その後もツアーなど、現場でよく活動を行っています。
最後に
彼は長年にわたって、リリースよりも世界中のツアーに力を入れて活動を行ってきています。
活動をしたサウンドシステムのの数は数えきれないほどです。
現場で見られる時があれば、是非現場のディージェイ姿を見てみたいものです。