ルーツ・レゲエ・アーティストのバリー・ブラウン。
古くからシンガーとして活躍している。
「Far East」がジャマイカで大ヒットし、
今でもファンからは現場でかけられるようなビッグチューンです。
今回はそんな彼にフィーチャーしていきたいと思います。
バリー・ブラウン(Barry Brown)
彼は、1970年代にバニー・リーとの仕事で有名になりました。
ジャマイカで大ヒットした「Far East」。
残念ながらApple music にありませんでした( ˙-˙ )
1980年代中盤、後半では、UKのJah Shaka とも活動を共にして
ニュー・ルーツの分野でもリリースをしていました。
歴史
1962年にジャマイカのグリニッチファームに生まれました。
彼は、同地区に住んでいた有名プロデューサーのバニー・リーの元に出入りし、
70年代中頃から少年シンガーとしてシングルをリリースします。
その後キング・タビーのフライング・シンバル・サウンドに乗せたキラー・ルーツである
「Politician」等の曲がヒットし人気があがっていきます。
1978年には、チャネル・ワンで彼の大ヒットビッグチューン「Far East」をリリースします。
ゆったりしたトラックに、政治的な紛争に巻き込まれた若者の苦しみ等を歌ったものになります。
1979年ではヒットシングル「Step It Up Youthman」もリリースしています。
1980年からのダンスホール全盛期でも人気が衰えることはなかった。
その後もヘンリー・ジュンジョ・ロウズのヴォルケイノ、
シュガー・マイノットのユース・プロモーション、
等々で多くの作品をリリースします。
いずれも、ワン・ドロップのリディムでゲットーの貧困や政治的な内容等をメインに
コンシャスなリリックの歌を作り上げていた。
90年代も軸がぶれることはなく、今までのように
深いリリックの歌を作り上げていきます。
しかし、1990年代頃から体調を崩してしまい、喘息と薬物問題を抱えてしまいます。
そして2004年の5月、
キングストンのレコーディング・スタジオ、”ソーン・ウェーヴス”で倒れ、
その際に頭部を強く打ってしまいこの世をさりました。
最後に
小さいころからルーツ・レゲエの元で育ち
最後の最後まで流行りすたりなくルーツを貫き通したアーティストです。
曲はもちろんルーツルーツしてます。
一歩踏み込んで彼の曲をたくさんチェックしてみてはいかがでしょうか。
古き良きを知る。ルーツ・ロック・レゲエ。