メンバーチェンジを繰り返しながらもずっと活動が続いている
ヴォーカルグループのブラック・ウフル。
ウフル(ユフル)は、スワヒリ語で「自由」を意味します。
これを知ったときウフルと言う言葉が好きになりました(笑)
今回はそんなグループにフィーチャーしていきたいと思います。
ブラック・ウフル(Black Uhuru)とは?
ブラック・ウフルとは、レゲエの初期から活動をしているヴォーカル・グループです。
国際的に、「自由」というメッセージを届けています。
スライ&ロビーが参加した、ブラック・ウフルの黄金期の作品の一つとしては、
「Chill Out」というものがあります。
是非聞いてみて下さい。
やっぱりブラック・ウフル渋いっす。
歴史
ブラック・ウフルは、1970年代初期、キングストンのウォーターハウスで結成されました。
当時のメンバーは、「ドン・カルロス」「ガース・デニス」「デリック・ダッキー・シンプソン」の3人で、
何曲かリリースをするもなかなかうまい事ヒットはしませんでした。
そんなことから、ガース・デニスはウェイリング・ソウルに加入をし、ドン・カルロスはソロ活動をするようになります。
残ったデリック・ダッキー・シンプソンは、ジェイズのシンガー「エロール・ネルソン」と
ソロ・シンガーとして活動していた「マイケル・ローズ」を招き入れ新生ブラック・ウフルとして活動を開始します。
プリンスジャミー(後のキング・ジャミー)で「Love Crisis」(77年)等をリリースしていきます。
その後は、エロールがジェイズに戻っていきました。
そんなことから、ラス・マイケルのところでダンサーをしていた女性コーラスの
「サンドラ・ピューマ・ジョーンズ」が加わる事となります。
それによってグループのヴォーカル雰囲気が一新します。
さらに、メンバーと幼馴染だったスライ・ダンパーがこの構成を非常に気に入り、
スライ&ロビーが全面的にこのグループをバックアップしました。
そんなことから1979年に「Showcase」という名作をリリースしました。
翌年には、アイランド・レコードと契約をし「Sinsemilla」が全世界的に発売されました。
スライ&ロビーのゴリゴリなベースにダブワイズ。からのヴォーカル。
皆の個性がそれぞれ際立っています。
その後1981年に「Red」、1982年に先程紹介しました「Chill Out」
1985年に「Anthem」をリリースしました。
Anthemにかんしては、グラミー賞ベスト・レゲエ・アルバムを受賞しています。
このグラミー賞を最後にマイケル・ローズが脱退してしまいます。
後釜として、ソロ活動をしていたジュニア・リードが抜擢されます。
その後に「Fit You Haffe Fit」をヒットさせます。
そしてアルバム「Brutal」を1986年にリリースしています。
そしてルーツ・ロック・レゲエの時代が終わっていき、
またメンバーの入れ替わりがあります。
一回またオリジナルメンバーに戻ったり、
それにプラスして若手のラスタシンガーを追加したりと。
そんなこんなでこれからも活躍をしていくのでしょう。
最後に
ルーツ・ロック・レゲエの要チェックグループ、ブラック・ウフル。
いかがでしょう。歌声を聴いたらあ引き締まっているかつ、芯のある土臭いザ・レゲエサウンド。
ハマったらきっとみんな癖になります。
是非ビッグ・グループの曲を聴いてみて下さい。