リトル・ロイ(Little Roy)とは、
ルーツ・ロック・レゲエの創設者の一人です。
ラスタファリアニズムでもあり、
ラスタファリ運動に関する歌を歌います。
今回はそんな彼にフィーチャーしていきたいと思います。
リトル・ロイ(Little Roy)とは
ジャマイカの
ルーツ・ロック・レゲエ・アーティストです。
冒頭でも書きましたが、
ルーツ・ロック・レゲエの創設者の一人であり、
ラスタマンです。
ボブ・マーリーからは
「Mr. Music」と呼ばれたそう。
タファーライ(Tafari)という自身のレーベルを設立しており、
このレーベルからリリースされる曲は、
メッセージ性が非常に強くまさにルーツ・レゲエです。
歴史
彼は1953年、ジャマイカのキングストン
ウィットフィールドタウンのアールロウで生まれました。
1965年の12歳でキャリアをスタートし、
コクソン・ドッドの下でデビュー・レコーディングを行うが、
その曲はヒットに至らなかった。
コクソンの下から
プリンス・バスター(Prince Buster)の下へと移り、
数曲リリースするもヒットせず。
しかし、Reggaeという言葉で歌を録音したのは
プリンス・バスターと共にリトル・ロイが初めてでした。
そんな中プリンス・バスターは、
彼に「リトル・ロイ」という名前を授けます。
その後18歳まで、
学校で建築を学びますが、音楽への思いが強くなる一方でした。
そんな彼は、
1969年にマタドール(ロイド・デイリー)の下で
「Bongo Nyah」をリリースし大ヒットを記録します。
それは、ラスタファリアン信仰を支持した最初の曲でした。
ジャマイカで初のルーツ・ロック・レゲエで
チャート1位を獲得した曲となり、
ルーツ・ロックの礎となりました。
それは、ヒッピー・ボーイズによるアップ・テンポな演奏に
ラスタ・ヴァイブス溢れるヴォーカルを乗せた様な曲です。
それに続いて
「Without My Love」「Keep On Trying」も大ヒット。
1970年代では、「Tribal War」「Prophecy」をリリースします。
ジョン・ホルト、ジョージ・ヌークス等が歌った
「Tribal War」はファンデーションで馴染みの曲だが、
原曲は彼、リトル・ロイなのです。
デニス・ブラウンのベースに
ホース・マウスのドラムで
リー・ペリーのブラック・アーク・スタジオで録音されました。
「Prophecy」のリズムは1990年にFreddie McGregorによって
使用されています。
最後に
ラスタファリアンとして
ルーツ・ロック・レゲエを貫いてきた彼。
そんなルーツ・ロックの創設者たる曲たちを
是非チェックしてみて下さい。